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文芸社の本おすすめ隊

本を愛する職場の仲間たちとおすすめの本を紹介!

創る歓び、観る悦び

画集・写真集 趣味・娯楽 実用

  

お松≫≫
皆さまこんにちは!
5月も終わりに近づき、もうすぐ本格的に梅雨の季節がやってきますね。
そんな今回は、雨降りでも大丈夫♪
おうちで楽しめる「ハンドメイドクラフト」に関する書籍を紹介します。
それでは、ご覧ください。

 

初めまして、トネリコです。普段は原稿のチェックやコンテスト応募作品の下読みをさせていただいています。名誉ある役柄には時々プレッシャーも感じますが、それ以上に作品との出会いに支えられています。原稿をお寄せくださる皆様に感謝、感謝の毎日です。
さて、弊社への応募原稿は文章作品ばかりではありません。実用的なノウハウを紹介する作品も多く、しかも幅広いジャンルに及んでいます。様々な分野での著者様の創意工夫には驚かされますが、今回ご紹介するのは応募の段階から特にハッと目を惹かれた三作品。共通点はハンドメイドのクラフトです。いずれもアイディアや仕上がりが素晴らしいのはもちろんのこと、ページを捲っているとフツフツと創造意欲が頭をもたげてくる・・・・・・そんな二重、三重の魅力にあふれる本たちなのです。

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永遠の贈り物 wrapping assemblage art

山田 てるみ(2010/12 文芸社)

ご覧ください、この美しさ!! 丁寧に包装されたボックスや小物の組み合わせで生まれる、“額縁の中の小宇宙”とでも呼びたい空間は、静謐な空気を漂わせています。が、無生物で構成されているのにどこか温かで、確かな人の気配が感じられませんか? ラッピングデザイナーとして活躍する山田てるみさんは、「包む」ということをとても大切にしておられます。「包むとは、お母さんのお腹に赤ちゃんがいる姿を表す文字です」── なるほど、だからこんなに優しい雰囲気なのですね。
またラッピングに使われている紙にも御注目ください。ほんの少しの色の差、手ざわりの違いが微妙なニュアンスを生んでいることが分かります。中には、相応しい額縁と出会うまで5年間も寝かされていたペーパーもあるとか。素敵な紙を見つけたらちょっと何かを包んでみようか、などと考えるだけでもワクワクしてきますね。

※ 山田さんのウェブサイトはこちら → http://www.yn-color.jp/

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折り紙花かざり

市川 学(2011/2 文芸社)

こちらはグッと身近な折り紙の作り方が紹介されています。ポイントは立体感。平面の、何の変哲もない折り紙からとてもリアルで、立体的な花たちが生まれるのには感動します。その秘密はもちろん、著者の市川学さんが考案した折り方にあります。
折り紙の世界では、フォルムを表現するために「カド」を出すことが重要だとか。しかし花の場合は「花びら」、すなわち「面」をいかに効率よく出すかが大切なのだそうです。「三次元の空間に、自然な柔らかい曲面を持つ花びらを、自由自在に、重なり合うように配置したい」── この想いを胸に、新たな創作へと邁進する市川さんのクリエイティビティがギュッと詰まった一冊です。
なお市川さんは、折り紙講師としても活躍しておられます。各地の教室で受講された生徒さんのレポートや、折り紙ブロガーのサイトなどで作品の画像がウェブ上でたくさん紹介されていますので、ぜひ検索してみてください。

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メタリックデコレーション

小倉 美奈子(2010/11 文芸社)

Wow!! いったいどうやって作ったの?! と思わず二度見してしまうアートですね。それも、高齢者や障がいのある方のために開発された手芸と聞くと、二度びっくりです。
針を使わず、材料もメタリックヤーンや毛糸と、両面テープのみ。「安全で手軽」の極みとも言える「メタリックデコレーション」は、小倉美奈子さんの介護現場での経験から生まれました。脳梗塞などの後遺症を抱えたお年寄りが、施設で「どう過ごすことが幸せなのか」「何ができるのか」を問い続け、試行錯誤を重ねたそうです。
目指したのは「なるべく自力でできて、しかもあまり苦労なく、そして出来栄えがよいもの・達成感のあるもの・身近に役に立つもの・人にプレゼントして喜ばれるもの」。そんな贅沢な条件を全て兼ね備えた作品が出来上がるなんて、まさにQOLの向上にぴったりですね。「ハンディがあるからこそ、喜びが感じられたり、できないことでかえって新しい道が拓けたりすることを学びました」という小倉さんのメッセージも心に残ります。

※メタリックデコレーションの作り方や、
作品は小倉さんのサイトでもご覧になれます。→ http://beolive.sitemix.jp/  
ブログ→ http://ameblo.jp/metadeco/

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