文芸社の本おすすめ隊

本を愛する職場の仲間たちとおすすめの本を紹介!

~出版統括部に行ってきました~の巻

 

お松≫≫
こんにちは、4月になりましたね!
今回は、出版統括部という部署におじゃまし、
「思い出深い書籍は何ですか?」と皆さんに聞いてきました!
それでは、ご覧ください♪

 

出版統括部には比較的社歴が長い、三名のスタッフが在籍しています。
当然、在籍期間が長ければたくさんの作品に出会うのはもちろんのこと、多くの出版に携わらせていただく機会も自然と増えてくるものです。 そんな多くの出版を見てきた出版統括部の三名から、特に思い出に残った書籍を紹介したいと思います。

新生児重症仮死 
 それでも我が子は百十三日生き抜いた

蓮月 嬰女(2005/8 文芸社)

恥ずかしいことに、私はこの本(原稿)を読むまで「新生児重症仮死」と言う言葉すら知りませんでした。書籍を開いて最初に目にする、ママの手をしっかりと握るしいちゃんの小さな手の写真。その手はまるで天使のような美しいもので弱々しくも生きるためにしっかりとチカラを感じる手でした。 出産時の医療過誤により、しいちゃんは大きな障害を持って生まれ、そしてその大切な命は「百十三日」で終わりを告げました。
出産の大切さや大変さ、出産の安全への不安と期待、医療の現状。そして生まれた子供と親家族の絆の大切さを再認識させてくれる素晴らしい書籍です。人の命は時間・日数で推し量ることは出来ません。しいちゃんの魂はこの書籍の中で今も脈々と生きながらえています。
▼PN まやお▼

B型自分の説明書

Jamais Jamais(2007/9 文芸社)

2007年9月に誕生した『B型自分の説明書』。原稿の段階から自分が携わらせていただいた本作ですが、刊行後は、口コミでどんどん広がり、テレビや著名人のブログにまで取り上げられました。その後も他の血液型シリーズも同様に大ベストセラーへと変化を遂げることに… そして2016年。時は経てども、未だ呑みの席で友人から『血液型シリーズ』の話がでると少しドヤ顔の自分がいるのはさて置き、世代や時期を問わず、いつ読んでも楽しめる内容の血液型シリーズ。まだ読んでいない方はもちろんのこと、既に読んだ方ももう一度手に取ってみてはいかがでしょう。新たな人間関係が生まれた人であれば何時だって“旬”な書籍のハズです。
▼PN あきお▼

どうぞ!ALS患者からYOUへ

マカ(2012/1 文芸社)

ALS(進行性筋萎縮性側索硬化症)発症後15年経った今も、医療現場で、小さなライブホールで、若い人たちに生きる希望を与え続ける奇跡のALS患者・マカ。当たり前の幸せをブログで熱く語ってきた。ブログの書籍化を希望し来社したマカは、少年のように屈託無い輝く笑顔で、すべての人のこころにポジティブの種を蒔きたい、勇気を与えたいから本にする!とその夢を語ってくれた。
『どうぞ!』は、そんなマカが懸命に手を差し伸べている作品。メッセージのひとつひとつが健康過ぎて、それが胸に突き刺さる。みなさんがマカに会う機会は、無いかもしれない。でも、どうか本を手に取ってマカの切なる思いを感じ取って欲しい。著者の夢を叶えられるのは読者であるあなた自身だから。
▼PN キム▼

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