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文芸社の本おすすめ隊

本を愛する職場の仲間たちとおすすめの本を紹介!

映画化してほしい本

お松≫≫
こんにちは!突然ですが、皆さまは最近何か映画を見られましたか?
私は先日「パディントン」を見てきました♪
パディントンが可愛らしいのはもちろんですが、
登場する家族の強い絆や愛情が素敵で、心がほっこり温まりました。
さて、そんな今回のテーマは「映画」です。
映画を愛してやまない文芸社のオールラウンド・ぶるーむさんから、
ぜひぜひ映画化してほしい!というおすすめの書籍を教えてもらいました。
それでは、ご紹介をお願いします!

 

こんにちは。オールラウンド・ぶるーむです(笑) 普段は、著者の方々へ出版のご提案をさせていただく仕事をさせていただいております。 そんな中で、是非とも映画化してほしい作品があるのでご紹介させていただきます。

渋谷事件 焼け跡に立ちあがった勇気

小田 幸平(2014/12 文芸社)

渋谷と聞けば、若者、ファッションの街。今は、スクランブル交差点に多くの若者があふれ、海外からもたくさんの旅行客が物珍しく写真を取る姿などを想像する方が多いんじゃないでしょうか? そんな渋谷にて、遡ること50年以上前ある事件が起きました。 実は、この事件に関しては、2000年にピュリッツァー賞を受賞したジョン・ダワー氏の『Embracing Defeat』(のちに三浦陽一、高杉忠明両氏の訳文で『敗北を抱きしめて』の題で岩波書店より刊行)の中でも、触れられています。

この本のすごい所は、かのピュリッツァー賞という世界的権威と影響を持った大きな受賞を持った本に対して、小田さんご自身が、『自分の知識がいい加減だったのか、それともジョン・ダワ―氏が検証もせず、曖昧な知識の下に書いているのかを調べようと思った』(あとがきより)というところからスタートしているんです。正直、小田さんの真実に立ち向かっていく勇気に感銘を受けました。 最初はなかなか上手くいかないことが多かったようです。 当時に関する資料はほとんど残っておらず、諦めかけたこともあったようです。

ただ、そんな中、ふとしたことをきっかけに自体は思わぬ方向へと進んで行ったそうです。 幾多の試練を乗り越え、膨大な資料を読み解き、綿密な取材を繰り返し、事件の真相へとたどり着いた本作。 昭和21年、戦後の焼け跡の日本で、多くが混沌としていた時代に起きた一つの事件には、戦後の日本の時代背景が大きく映し出されていました。  歴史に埋もれた英雄たち、そして小田さんご自身の勇気に賛辞を贈ると共に、是非ともこの作品の映画化を期待したいと思います。 そして、その映画の通行人Aは…私で(笑) 

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