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文芸社の本おすすめ隊

本を愛する職場の仲間たちとおすすめの本を紹介!

第7回えほん大賞受賞作について

お松≫≫
こんにちは!2016年がスタートして、半月が経ちました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、文芸社では今年も「えほん大賞」を開催します!
そこで今回は、
過去に大賞を受賞された作品について、
編集担当の塚サンに色々お話を聞いてきました!!!
それでは、ご紹介をお願いします♪

 

大賞作品は書籍化される、文芸社「えほん大賞」。毎回たくさんのご応募をいただいています。今回は書籍化する際に編集を担当させていただいている私が、7回目の受賞作品2冊について、おすすめさせていただきます。

絵本部門の大賞である

くらげのくうちゃん

さく/え:のじりあかる(2015/6 文芸社)

絵本ではめずらしい「くらげ」が主人公の物語です。選考委員の西東桂子さんに伺ったのですが、山形県には有名なくらげの水族館があるのだとか。近年、存在が明らかになった(?)、くらげ女子にも気にいってもらえるような、見た目もかわいらしい絵本です。

著者ののじりあかるさんは、お会いしてお話しした時に、子どもの頃に読んだ絵本について目を輝かせて語ってくださったのが印象的でした。生粋の絵本好きの方が描いたものだからか、教訓めいたところはいっさいなく、ただただ力を抜いて楽しめる内容になっています。

 

一方、ストーリー部門の大賞である

公園戦隊ダレダーマン

さく:山田はるか/え:塚本やすし(2015/6 文芸社)

いつまでも公園で遊んでいたい子どもたちが、お面をかぶって「ダレダーマン」に変装し、迎えにきたお母さんたちから逃れて好きなだけ遊ぼうとする、という発想力豊かな絵本です。

著者の山田はるかさんは小学校の先生です。ご応募いただいた文字原稿の時から、普段から子どもたちに接しているからこそ書けるような世界観とセリフが大変魅力的な作品でした。その魅力を最大限に描ける方ということで、絵本作家の塚本やすしさんに絵をお願いしたのですが、塚本さんの絵は想像以上にのびのびとしていて、まさに子どもの世界を描いていただくのにぴったり。作っていくなかで、どんどん物語が膨らんでいく感触がありました。

物語の後半、ダレダーマンたちの正体は、お母さんに呼ばれたお父さんたちにあっけなく見破られてしまいますが、その見破り方は、とても愛にあふれています。だれしもそうであるとはかぎりませんが、読んでくれた子どもたちが、自分もそんな両親のもとに暮らしている幸福さについて気付いてくれればいいな、というのが編集側の願いです。

くらげのくうちゃん 公園戦隊ダレダーマン